会話は基礎が出来てから

はじめてベトナムに来たとき、ベトナム人の担任の先生からは「会話を教えてください」と言われ、試行錯誤してきました。

日本に住んでいれば実践の中で上達していきますが、ベトナム国内にいる限り、発話の機会は限られています。

だから、練習は徹底して取り組んだほうがいいです。

ベトナム人学習者のいいところは、教師に対する信頼が強いことです。

でも、自分を律して学習に取り組む能力は高いとは言えません。

私のところでは「みんなの日本語」という教科書を使っていますが、文法はベトナム人の先生が教え、会話は日本人が教えることになっています。

でも、ほとんどの人は文法を習った後の練習をしません。何回も反復して上手くなるのに、ひどい場合は問題を解くのと同じで、紙に書くだけで練習さえしていないクラスがあります。

 

そういうときはストップウォッチを使って、何度も練習させます。

ある程度できたら会話に進み、翌週きちんと言えるようになっているか20分ほど使って確認します。

 

ひとつ出来てから次へ、という流れを作らないかぎり、話せるようにならないと思います。