永住権の話

日本にずっと住み続けたいと思うベトナム人はけっこういるそうです。

ほとんどのベトナム人は歳をとったら田舎に住みたいというので、日本にずっと住みたいというわけじゃないのかなと思っていたんですけど、やはり日本で働いて得られる給料というのは魅力的らしいです。

 

でも、留学生の多くは日本語学校2年+専門学校の2年その他+1年の計5年しか日本に留まれないため、その短い期間にとにかくがむしゃらに稼ごうとします。スマホの転売とか深夜のバイトとか、留学という目的から外れてお金稼ぎをしています。

 

優秀な学生の場合はちょっと違います。

彼らは日本にある大学の留学生別科で日本語を学んだあと四年生大学へ進学します。これで6年は日本にいられます。それから専門技能を持った高度人材として日本の企業に就職します。

アルバイトに明け暮れてろくに日本語も話せないまま帰国する出稼ぎ留学生と違って、高度な日本語を操り日本企業でしっかりキャリア形成することができます。

 

で、そういう人たちの割合はというと留学生15000人中のうちのわずか18%だそうです。2700人くらいですかね。

大半は漢字が難しくて授業についていけないみたいです。ですから、私は初級の頃から漢字を使って作文を書くように指導しています。

まあ、書けなくても問題はないんですが、よく使う漢字は忘れませんからね。